（中岡慎太郎）
就職浪人は期限付きで
こんにちは
２年間の就職浪人を得て言語聴覚士になったりんごアレルギーです🍎
今回は後編です。
前編が未読の方は、是非こちらから一読下さいね。
【前編】就職浪人を経験したからこそ「伝えたいこと」があります。 - りんごアレルギーのmy SToryst-ringoallergy12.hatenablog.com
もしかしたら現在浪人中の方も居るかもしれません。
そのため少し辛い記事が続きますので、ご承知下さい。
では少しだけ
前回でお伝えしたかったことをおさらいしてみましょう。
前回お伝えしたかったことは２点です。
①就職浪人は期限を決めて取り組んで欲しいこと
②定めた期限を過ぎたら、諦める勇気を持つ「勇気」を持って欲しいこと
上記が就職浪人を経験した私が
最も伝えたかったことです。
決して夢を諦めろと
悪意を持ってお話している訳ではありません。
そこはご理解頂けているでしょうか？
では早速とはなりますが
なぜ期限付きで取り組む方が良いのかをお話します。
破滅へ導く心理現象
さて今回は
とある心理現象についてお話します。
人間ならば
一度は必ず陥る恐ろしい心理現象・・・。
その名を「コンコルド効果」と言います。
またの名を
コンコルドの誤謬（ごびゅう）とも言いますね。
この心理現象はハッキリ言って、
あなたを
確実に破滅へ導きます。
誰もが陥りやすい心理現象ですが、
浪人生は人一倍この心理現象に陥りやすいと自覚してください。
ではこの恐ろしい
コンコルド効果について説明致します。
コンコルド効果
このコンコルド効果には
「埋没費用効果 (sunk cost effect)」
という元ネタがあります。
まずはこの埋没費用効果を
簡易的に説明してみます。
金銭的・精神的・時間的投資を継続することが
損失になると理解しているのにも関わらず、それまでの投資を惜しみ、投資がやめられない状態のことを指します。
つまり早い話が、
「ここまでやったから今更引けないし・・・もう後戻りは出来ないよ」
こういう心理現象のことを言います。
でもこれって
意外とあるあるではありませんか？
ここで引き返せたら、
まだ損は少ないと分かっていても辞められない・・・ついついもったいないと思ってしまう。
投資でもあり得ますし、
ほかに恋愛や行列の出来るお店でも言えることですね。
・恋愛
「もう３年も付き合ったし、今更別れるのももったいないなぁ・・・」
・行列の出来るお店
「もう２時間も並んだし、今更列から離れるのももったいないなぁ・・・」
この日常的に生じやすい
もったいないという心理現象こそがコンコルド効果の第一歩です。
ではこの埋没費用効果を踏まえて
地獄のコンコルド効果をみてみましょう。
「もったいない」は地獄の一丁目
上記の説明で何となく
コンコルド効果のイメージが湧いたと思います。
このコンコルドとは
超音速旅客機コンコルドの商業的失敗が由来となっています。
コンコルドは1969年にイギリスとフランスが共同開発しており、
通常の旅客機の飛行高度の2倍もの高度（成層圏）をマッハ2.2で飛行できた高性能の旅客機でした。
・超音速飛行を追求した性能
・美しいデザイン
それらが人気を博して、世界中から注文が殺到しました。
しかしこのコンコルド・・・
実は大きな欠点がいくつもあったのです。
①通常よりも長い滑走距離を必要とすること
②乗客の定員が100人と少ないのに、運賃は通常よりも高額
③飛行距離が短く燃費が悪い
うーん。
これ旅客機としては失敗ですよねぇ…(; ・`д・´)
そのため世界中から
キャンセルが相次いでしまったのですね。
もうこの時点で、
高すぎる開発費と利益が釣り合わず赤字が決定してしまいました。
しかしここで悪魔の言葉が浮かびます。
「ここまで開発して、取りやめるのはもったいない」
・・・そうです。
コンコルド効果とは、
開発の時点で赤字が決定していたのにも関わらず、今まで投入した予算や時間が全て水泡に帰してしまうこと恐れて開発を続行してしまった実際の歴史から来ている心理現象です。
必ず損すると分かっているんです。
そして失敗であると分かっているんです。
しかし開発を止めることをしなかった・・・いや出来なかったのです。
これが破滅を呼ぶもったいないの正体。
コンコルド効果（コンコルドの誤謬）という心理現象です。
結局コンコルドは失敗に終わり、
会社は莫大な損失を出して2003年に全機退役となりました。
ただその洗練されたフォルムや数少ない超音速旅客機だったこともあり、
世界各地の航空関連博物館に寄贈されて今でも根強い人気があるとのことです。
手遅れになる前に・・・！
コンコルド効果について
お話させて頂きました。
就職浪人もまさに
このコンコルド効果に陥りやすいのです。
「ここまで頑張ってきたのだから、ここで諦めたらもったいない」
分かります。。。
その気持ち本当に・・・痛いほどよく分かります。
前編でもお話しましたが、
私も自分が警察官になることをずっと信じていました。
そのために身体造りに励み、
細い身体で柔道も始めました。
時には爪から流血して、
身体を痣だらけにしても柔道に通い続けました。
そして予備校にもお金を払って勉強して、
何度も何度も面接対策を実施していました。
「次こそは・・・次こそは・・・！！」
そんな２年間を過ごして、
次第に心に余裕がなくなって険しい表情になっていきました。
今ならば笑って話せますが、
当時は私本人よりも家族が辛そうでした。
時には冷たく当たったこともあります。
私は計２年間就職浪人を経験しましたが、
もしも２年で警察官を諦めることなく、３年…４年・・・と目指し続けていたらどうなっていたのか。
正直考えたくもありません。
私は幸運であり、
たまたま浪人中に手話に出会い、そして言語聴覚士という仕事を知ることが出来ました。
もしも手話に出会うこともなく、
言語聴覚士を知るきっかけもなかった場合・・・どうなっていたのか。
やはり考えたくはありません。。。
ここで１つ
絶対に忘れないでほしい言葉があります。
諦める勇気は
決して逃げではありません。
もう一度お伝えします。
諦める勇気は
決して逃げではありません！！！！
諦める勇気はあくまでも方向修正であり、
絶対に人生から逃げた訳にはなりません。
絶対です！！
むしろ学ぶ必要があって
遠回りを経験しただけに過ぎません。
就職浪人は「恥」ではありません。
ストレート合格者が
一生味わうことの出来ない経験をあなたは経験しています。
ストレート合格者は
就職浪人を一生味わうことが出来ません。
一生です！！！！！！！！
しかし諦めずに
挑戦し続けることは美徳とは言い切れません。
就職浪人をするならば、
必ず期限を決めて、次の道目標を立ててから行ってください。
これが私が
どうしてもお伝えしたかったことです。
まとめ
前編・後編と分けて
お話させて頂きました。
浪人中の方にとって
辛い言葉があったかもしれません。
しかし人生は有限です。
行動修正が可能な年齢というのも、
暗黙の了解ですが、少なからずあります。
しかし一番の幸福は、
あなたの浪人が結果を結び、夢を掴むことです。それは間違いない。
👇実際に３浪以上をして言語聴覚士になる夢を叶えた方も居ます。
st-ringoallergy12.hatenablog.com
しかし今回私が話したことも
頭の片隅に置いておいてくださいね。
顔も名前も分かりませんが
画面越しのあなたを応援しています。
イキイキとして
実りある人生になるように影ながら想っております。
そしてその願いは、
私自身にも言えることだったり・・・します（笑）
またお逢いしましょう。
🍎りんごアレルギー🍎
⇩⇩⇩ Follow me ⇩⇩⇩
\ X（旧：Twitter） /
Tweets by Ringo_allergy12 twitter.com
\ 質問箱 /
\ Instagram /
\ Youtube /
\ 趣味で小説を書いているので、時間のある方は是非（笑） /
